世界一こどももおとなも育つまちへ
― 五城目町でのチャレンジ
まちづくりとは、「建物を整えること」でも「イベントを増やすこと」でもなく、そこで暮らす一人ひとりが「自分らしく」いられる場所を育てることだと考えています。
私たちの暮らしは、立場や肩書きを越えたつながりの中で豊かになります。だからこそ、地域の中で人と人がフラットにつながり、語り合い、対話できる円卓のような場を増やしていきたい!そう思っています。
まちの未来は、そこに暮らす人の思いや声から始まるもの。ラウンドテーブルや一般社団法人ドチャベンジャーズのBABAME BASEでの活動を通じて、「まちをよくする」のではなく「まちと一緒に育っていく」関係を築いていければ幸いです。
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ポイント 01 鎌倉から秋田・五城目町へ。
家族6人で移住私が暮らす秋田県五城目町は、人口約7,500人(2025年8月現在)。移住した10年前は12,000人ぐらい人口がいました。豊かな自然と本当に温かな人柄に恵まれた町ですが、日本の中でも有数の少子高齢化が進む地域で、高校卒業後は多くの若者が町を離れ、18歳以上の若者の姿をほとんど街中でみかけることはありません。
約10年前、家族6人で神奈川県鎌倉市から移住しました。
五城目町の方々の温かさに支えていただきながら、この町で「世界一こどもが育つまち」を目指す活動をしていくこととなります。
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ポイント 02 大人もこどもも笑顔で暮らせる
まちを目指して私たちが目指したのは、大きな企業を地域に誘致することではなく、“好き”、“やりたい”、“これがあったら絶対いい”という個人的な思いをお互いに応援しあえる関係を広げること。
その先に、大人もこどもも笑顔で暮らせるまちがあると思います。
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ポイント 03 廃校から生まれた、新しい拠点
2018年から、廃校となった小学校を活用したレンタルオフィス事業を五城目町から受託運営しています。
この取り組みの中心には、「土着のベンチャー(ドチャベン)」というコンセプトがあります。
地元に根差しながらも、仲間たちと新しい挑戦を続ける拠点として、多様なプロジェクトがここから生まれています。
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ポイント 04 若者が集まる地域へ
18歳以降の若手がほとんどいない五城目町に、若者の笑顔と活気を取り戻すために。
海外協力隊(JICA)や市民大学と連携し、全国や海外から若者たちを受け入れています。
彼らは地域に滞在し、住民と交流しながら学び、互いに元気を分け合っています。
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地域の宝を見つけ、
磨き、未来へ長く地域に住むと、当たり前すぎて見えなくなる宝があります。
外からの視点や新しい価値観で、それらを見つけ、磨き、未来へつなぐ。
これも、私たちが大切にしている活動の一つです。
秋田の子育て環境の魅力が溢れる映像作品
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ポイント 06 経済的自立と笑顔あふれる
暮らしを目指して“好き”や“やりたい”が続くためには、経済的自立が不可欠です。
大人が「好き」「楽しい」「嬉しい」「面白い」で毎日を笑顔で暮らすことが、こどもも育つまちづくりにつながると信じています。
これからも、地域とともに歩み、笑顔があふれる未来を育んでいきます。